2011年4月5日火曜日
ばぁちゃんの話
土曜日、「イカスミ汁を食べに来て」と母に呼ばれ実家へ
私を待ち切れずにお昼御飯をすでに食べた母と母の母、ばあちゃんがいた
たっぷりのおかずと真っ黒なイカスミ汁を食べて
テレビ見ながら久し振りに何か家にいる~って感じで
女3人でのんびりしてました。
いいな、こういう時間って
「バスの定期券があるからいいよ~」と断るばぁちゃんを乗せ家まで送る。
車内でいろいろとばぁちゃんの話を聞く。
これまで数十年、御願を通し、いろいろ経験してきたばぁちゃん。
団地に引っ越したときにもってきた仏壇のこと含め、
ヒヌカンも本来ある形をとらず思考錯誤を経て
ばぁちゃん独自のやり方の形をとっている。
御三味と言われるお供え用の料理は一応作るけれど、
無理をしないやり方で、思いと会話を大事にしている。
ご先祖さまに対して、あれもこれも用意しないといけないと
お金も時間もないのに無理して気持ちのこもらないものを供えるのではなく、
今できることを心をこめて行うことが重要なのかな、と私は解釈している。
例えばの話が好き。
「若い人たちとレストランとかに行くでしょ。
そしたら食べたことのないものを若い人たちが注文してるの見たら、
あい、あれは何かね?おいしそうさ~って思うでしょう。
それを説明してくれたら自分でも食べてみたいって思うさ。
ご先祖さまも同じ人間だったから、勝手にあれこれ変更したらわからないけど、
ちゃんと説明してお話したらわかってもらえるんじゃないかね、って思うよ。
ご先祖様は七つの光となって子孫を照らしているはずだから。」
御願している間に石が消えた話、おしゃれと自分の中にある神との関係など、
聞いていて飽きないばぁちゃんの話。
たくさんたくさん彼女の話を聞いていたい。
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