2013年5月27日月曜日

つながる瞬間、ぴぴぴっ

2013年5月13日(月)付けの沖縄タイムス「唐獅子」に掲載されました。
また、本日付けの沖縄タイムス「唐獅子」に
「おじゃまします」という文章も掲載されています。
どうぞこちらもよろしくお願いします。

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 人はどんな流れでものを見て、何を感じているのだろう。
そのときの状況とか心境とかいろんなことが関わってくるけれど、
どこに視点がいき、そこから何を受け 止めて、何を感じるのか。
それらをひとつひとつ見つめたら、その人の内面が見えてくるように思う。
その人が発する言葉を聞いて、言葉と一緒ににじみ出る内側に意識を持っていく。
その人を受け入れたり、一緒に考えていくってどこに意識をもっていくことなんだろう。

沖縄市一番街のKOZY CENTRALビルを拠点に、
沖縄クリエイターズビレッジ(OCV)のスタッフとして働くようになって2年目。
「何をやっている の?」と聞かれることがよくあるが、
私が関わっているのは、展覧会やイベントの企画運営、
商店街に新しくオープンしたスペースをPRするお手伝いなど。

その中でも、昨年から継続して行っている「かこむ会」というイベントを通して、
私がどうしてOCVに関わっているかをお話してみたい。

「かこむ会」は、ご飯をかこんでゲストの活動や思いについて
参加者がお話を聞き、おしゃべりするトークイベント。
よくある形式だけれど、ご飯を一緒にかこんでお話すると、
その人の素直な部分がひょいっと見えるから不思議。
素直なその人が見えると会話ははずみ、
その人が持っている引き出しを一緒になって楽しむことができる。

これまで、一番街商店街でお店を営む方をはじめ、
県内でユニークな活動をされている方や県外からのゲストなど、
いろんな方にお話していただいた。
参加者の みなさんともおしゃべりする時間の中で
「ぴぴぴっ」と小さいけれどとても大切な部分に刺激をいただいている。
この「ぴぴぴっ」は、変化が始まる瞬間のお知らせ。
話す相手の内側からにじみ出たものに刺激を受けた瞬間から、
視点の運び方とか意識の持ち方が少しずつ変化するって面白いと思う。

個人の活動や生活の中で考えていることを共有し合える
時間や場所をつくりたいと私は思っていて、
OCVではそれができるのではないかと思って活動に関わっている。

「ぴぴぴっ」な瞬間が訪れるとき、そこにいる人との不思議な縁が始まる。






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