すでぃる-Regeneration マブニピースプロジェクト2016が終了しました。
長いようで、あっという間で、最後の週は体調も崩れてくたくたでしたが、
やはり、たくさんのことを考えさせられる期間となりました。
今回、物語をつむぐこと、音をとどけることを通して、
協力者に本当に助けられました。
まだ言葉になりませんが、一人でできなかったことで、
これが何なのか、自分自身が考えていかないといけないところですが、
やはり、私は風景というものに執着しているのだと思います。
この目の前の風景がなくなったときに、気づいても遅いのです。
戦争体験者の証言が聞けなくなってから、慌てても遅いのと同じように、
過去から続く風景をしっかり残していくことは、
自分たちの土地とつながっていることのとても重要な接地面だと思うし、
例えば過去を思い出す時に、まったく変わってしまった風景を目の前にして、
それを実感として心や身体に染み込ませることができるのでしょうか。
ここで戦争が起こって、多くの人が亡くなったのだと言葉で言われても、
目の前がビルだらけの沖縄とはほど遠い風景だとしたら、
そこから、戦争について思いをめぐらすことができるのでしょうか。
ただただ、記憶は遠くへと離れていってしまうように思います。
語り継ぐこと、音として耳にできること、目の前の変わらない風景から想像すること、
これは全て繋がっているのだと思います。
今回、会場にいらした方に感謝です。
ゆっくりお話できなかった方もいますが、足を運んでくださりありがとうございます。
そして、関係者のみなさん、参加作家と比嘉座にも感謝申し上げます。
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