2013年3月18日月曜日

身体が選ぶ食

3月4日付けの沖縄タイムス「唐獅子」に掲載されました。
今日は第6回目の掲載日です。

「羅針盤」というタイトルで文章書いたので、
よかったそちらもあわせてご一読ください〜。

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私は食べることがとても好き。
朝起きて、まず先に思うことは朝ごはんのこと。
蒸した野菜はいくら食べても飽きない。
丁寧につくられたパンは頬張るほどに楽しくなる。
お世話になっているおばちゃんの手作りのしょっぱい梅干しは、
眠気を吹き飛ばして元気になる。

お昼。何を食べようか楽しみでそわそわ。
スパイシーな味付けのものって食欲をそそる。
最近、自分がカレー好きだと気づいた。
カレーって、どこで出されても同じものはなく、
味も個性も違っていて、おいしくて楽しい。

夕食。眠るまでに胃を空っぽにして、明日に備えるために、
夜8時までには食べ終えたい。
夕食をどうするかが自分との戦いだ。
本当は野菜スープくらいで終わらせたいけれど、
なかなかそうはいかないのが悩みどころ。
でも、夜に食べ過ぎないことに気をつけると、翌日身体が軽くなる。
胃腸の調子が身体をつくるのだと実感する。

人生のうちで自分の身体にしっかり向き合う時期があってもいいだろうと思い、
1年半くらい前から体質改善のため、お野菜をメインにした食事に切り替えた。
生まれた時からアレルギー体質だったので、
身体の中に入れるものや身体に触れるもの、環境やストレスなどがもろに影響する。
30歳になる少し前から、何となく自分の身体と向き合う時間が必要な気がして、
体質改善のためいろいろ試すようになった。
身体に向き合うことは、自分に向き合うことだと感じた。
正直に生きるって何だろう、そんなことをたくさん考えるようになった。

私は食べることがとても好き。
でも、それは、制限があることを身体が知っているから、
頭がそれに逆反応して食べたいっていう欲求が強くなるのかもしれない。
身体の反応に正直になることは、頭で考えることから離れないとなかなかに難しい。

例えば、疲れているから甘いものを食べたい。
これは頭の反応。
でも、いざ甘いものを食べたら胃がもたれる。
これ、身体の反応。

食べ物を口にする前に、本当に身体が求めているものなのか、身体と対話する。
そうすると、身体からの答えが返ってくるように思う。

食べることと私はつながっている。
さぁ、今日は何を食べようか。



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