津嘉山正種さんのひとり語り「人類館」
1903年に大阪天王寺で開催された内国勧業博覧会
沖縄やアイヌ、朝鮮などの人々が民族衣装で見せ物にされた
「人類館」事件を題材にしていて、
登場人物は、沖縄から連れて来られた男女と、調教師の3人。
戦争、米軍統治下、本土復帰など沖縄の歴史を織り交ぜ、
それに合わせて3人の役柄も変化。
ひとり語りなので、場面転換のところでこんがらがうな、と感じた。
平等を唱えたとたんに、当たり前のように差別的な言葉を口にしている。
沖縄への差別、沖縄からの差別。
上演中、ずっとわさわさした感情がまとわりついた。
観終わった後、誰にもぶつけようもないものがぐるぐるしていた。
演劇集団「創造」による「人類館」もみてみたい
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スタジオ公演 No.106
津嘉山正種ひとり語り 人類館(朗読劇)
作=知念正真
演出=菊地一浩
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