8月11日から始まっている佐喜眞美術館での
比嘉豊光さんの写真展「骨からの戦世」。
終戦記念日の15日、展示とシンポジウムへ。
発掘収集された遺骨の写真と併せて、
洗骨の際、頭蓋骨の中から脳みそが出てきた様子が上映されていました。
遺品から日本兵と判断されるもの、
日本兵の遺骨周辺にいたので、日本兵とされてしまうもの。
実際、どの骨が誰なのかは遺品によってしか判別できない。
戦後と言われている現在になっても、
まだ休まる場所にたどりつけない人々がこの島にはいる。
今、こうして生活しているその下には、
戦争を経験してきた人々が眠っているのかもしれない。
その声に耳を傾けて、苦しみを聞くだけでなく、
今、この世の中が平和であることを報告できる
そんな日がやってきてほしい。
平和の日々がどんなものなのか、本当にイメージしないといけないと思う。
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骨からの戦世
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会期:2010年8月11日(水)~8月23日(月)
会場:佐喜眞美術館
時間:9:30~17:00 火曜休館
キュレーター:遠藤水城
主催:「骨からの戦世」展実行委員会
共催:佐喜眞美術館
協力:岩波書店、写真弘社、日本カメラ社
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